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　中学校用の検定済教科書（検定教科書）は６種類、中学校用の検定外教科書は５～６種類あります。

　後者は前者に比べ概してレベルが高く単語量も格段に多いため、多くの私立中高一貫校は実際の授業で検定外教科書を使用してきました。

　しかし、令和３年度からは、デジタル教科書の普及促進も視野に入れつつ中学校用の検定教科書が一新され、内容・単語量ともに検定外教科書に一歩近づきつつあります。

　検定外教科書の強みはレベルが高いという一点につきます。新しい題材の取り込み、カラー図版の使用、デジタルへの移行スピードなどにおいては、定期的に更新される検定教科書が勝っています。

　高等学校用の検定済教科書は、令和３年度使用の教科書で、リーディング関係（「コミュニケーション英語Ⅰ～Ⅲ」）が約30種類、ライティング・文法関係（「英語表現Ⅰ～Ⅱ」）が約２０種類あります。これ以外に基礎的な教科書（「英語基礎」）が２種類、英会話（「英語会話」）が５種類あります。

　令和４年度になると、平成30年度学習指導要領に基づく検定教科書として、リーディング関係（「英語コミュニケーションⅠ」）24種類とライティング・文法関係（「論理・表現Ⅰ」）18種類が加わりました。

　一方、高等学校用の検定外教科書は中学校同様５～６種類あり、レベルは高めに設定されています。とは言え、高等学校の検定教科書でも種類が多い故にさまざまなレベルが存在し、内容が上質の教科書は検定外教科書と比較し遜色がありません。

　そのために、中学校では検定外教科書を使用していた私立中高一貫校が高等学校では検定教科書を採用する例も少なくありません。

　Growing Dictionary (GD) は生徒とともに「成長する」辞書です。

　この辞書のコンセプトは、生徒ごとに、中学１年から高校３年までに習う教科書の単語をベースとして、文法教材、リーディング教材、各種問題集などから生徒が集める新出の単語を随時アルファベット順に更新していくというものです。

　生徒は辞書を定期的に見直し、覚えた単語を消し込みます。更新時にはこの消し込みも辞書に反映されます。これにより生徒は、その時点で覚えていない単語を常にアルファベット順で確認することができます。

　辞書が収録する単語は生徒ごとに異なります。医系志望であれば医学関係用語をより多く収録することになります。英検を受験するのであれば過去問の単語を増やします。

　教室で生徒ととともに作成されたさまざまな資料を掲載しています。

　桜蔭、豊島岡、雙葉、田園調布雙葉、東洋英和、富士見、山脇、淑徳、東京女学館、頌栄、香蘭、千代田高等学院、川村、東京女子学園他
　開成、麻布、武蔵、早大学院、巣鴨、芝、国学院久我山、青山学院、学習院、東邦、獨協、日大二高、東京都市大等々力、高輪、立正、日本学園、聖学院、攻玉社、栄東他

＊東洋英和女学院、青山学院、田園調布雙葉学園、香蘭女学校は長期間にわたる実績があります。